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『教育という病』

2015/07/17

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http://www.amazon.co.jp/教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」-光文社新書-内田-良/dp/4334038638/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1437100295&sr=8-1&keywords=教育という病

 

大学生の時に教えていただいていた内田先生(当時は愛知教育大学、現名古屋大学准教授)の著書になります。

 

当時、授業を受ける中で「エビデンス(証拠)」の大切さを教えていただいたことが今の生活に本当に役に立っています。

例えば著書の中でも述べられていますが、学校における事故発生場所で一番多いのはどこだと思いますか?

①教室

②体育館

③廊下

④階段

 

 

実は突出して体育館と教室で多くの事故が起きているそうです。

これもきちんとした調査のもと「数字」で明らかにされていました。

 

そして一番印象的だったのが

「組体操」「2分の1成人式」「部活動」など

あらゆることは

教育というカテゴリーに入れられた瞬間に美談化され

負の側面や裏に隠れている重要な部分が不可視化されているというです。

 

何をするにしても表の光があたる部分だけでなく

裏に隠れている部分にも気を配りなさい、そう教えていただける本です。

 

面白くて、2日で読み終わりました。

教育関係者ではなく、むしろ一般の市民の方々が読んだほうがいい

内田先生も著書の中でそう勧められているように思いました。