学力の経済学

学力の経済学

 

 

大変面白い本で

２日で読破してしまいました。

 

こちらの本は

経済学の視点から書かれた本です。

 

経済学と聞くと「お金？」とお思いの方もおられると思いますが

決してそうではなく

 

とりわけ

経済学の中でも教育経済学の分野です。

 

今、日本で行われる教育活動を「エビデンス（証拠）」を用いて

本当にそれは正しいことなのかということを説いている本です。

 

残念なのは日本には教育に関する種々の調査がなく

アメリカなど諸外国の調査をもとに述べられています。（これは著者の責任ではありません）

 

特にこの本は教育関係者のみならず

保護者の方々にもお勧めです。

 

例えば「勉強をしないからゲームは禁止」というよく聞くフレーズ。

ゲームを禁止して本当に勉強時間が増えるのか？

 

さらにはそもそも教員に教員免許は必要なのか？

といった斬新な切り口でエビデンスをもとに述べられている本でした。