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弾み車の概念

2019/03/01

カテゴリーブログ 総合

私が読んだのはすでに何年も前なのですが

 

今も記憶に残っている本が『ビジョナリーカンパニー』です。

 

こちらは企業が飛躍するために研究を行い、その成果を発表している本なのですが

 

これが企業の飛躍のためだけでなく、人生そのものにも通ずるところがあります。

 

以下その引用です。

 

「弾み車(はずみぐるま)の概念」です。

 

「巨大で重い弾み車を思い浮かべてみよう。
金属製の巨大な輪であり、水平に取り付けられていて中心には軸がある。
直径は10メートル程、厚さは60センチ程、重さは2トン程ある。
この弾み車をできるだけ速く、できるだけ長期間に渡って回し続けるのが自分の仕事だと考えてみる。」

 

さぁ、あなたは、どうしますか?

 

とりあえず、押してみましょうか?

 

「必死になって押すと、弾み車が何センチか動く。
動いているのかどうか、分からない程、ゆっくりした回転だ。
それでも押し続けると、2時間か3時間経って、ようやく弾み車が一回転する。」

 

※ジェームズ・C・コリンズ

※ジェームズ・C・コリンズ

さぁ、あなたは、どうしますか?

 

いつまで経っても、早く回らないと思って諦めますか?

 

それとも、2時間、3時間、一生懸命に押したので、休憩しますか?

 

それとも、飽きたので、逆にでも回してみますか?

 

この本の中では、休まずに同じ方向に押し続けます。

 

 

「押し続ける。回転が少し早くなる。
力を出し続ける。ようやく2回転目が終わる。」

 

少し早くはなったが、やっとのことで、2回転です。

 

さぁ、あなたは、どうしますか?

 

この本の中では、押し続けます。

 

「同じ方向に押し続ける。3回転、4回転、5回転、6回転。
徐々に回転速度が速くなって行く。
11回転、12回転、どんどん速くなる。20回転、30回転、50回転、100回転。」

 

明らかに様子が変わってきました。

 

「そしてどこかで突破段階に入る。
勢いが勢いを呼ぶようになり、回転がどんどん速くなる。
弾み車の重さが逆に有利になる。
1回転目より強い力で押している訳ではないのに、速さがどんどん増して行く。」

 

明らかに様子が変わってからだけを見ている人には、どのように映るか?

 

特別な運や素質に恵まれていて良いな~とかと思うのかもしれません。

 

しかし・・・

 

「どの回転もそれまでの努力によるものであり、努力の積み重ねによって加速度的に回転が速まって行く。
1000回転、10000回転、100000回転になり、重量のある弾み車が飛ぶように回って止めようがないほどの勢いになる。」

 

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どうでしょうか。

 

私はこれをやる気に例えました。

 

もちろん人にはいろいろなパターンがあります。

 

もう何も言わなくてもやる人

 

やる気が全くない人

 

それぞれです。

 

ですが、これも弾み車の概念と似ています。

 

つまり、やる気のある人は小さな頃から徐々に時間をかけて

 

積み重ねてきた。その積み重ねでやる気がある人。

 

逆にやる気のない人。これも同じで小さなころから長い時間をかけて

 

やる気のない人生を積み重ねきてしまった人。

 

じゃあこういう人を「やる気」にさせるのはどうする?

 

それはその積み重ねきた同じくらいの時間をかけて

 

やる気の方向を変えていくしかないのではないか

 

そう感じました。

 

みなさんはどう感じたでしょうか?