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大人が子どもに対して一番やっちゃいけないこと

2018/10/25

カテゴリーブログ

久しぶりにブログを書きます。

 

今日は最近感じたことを書かせていただきます。

 

以前からこのブログにて

 

「能力」のことを書いてきました。

 

気になる方は見てみてください。

 

簡単に復習しておくと

 

例えば自分の子どもがマラソン大会で100人中30位を取ったとしましょう。

 

「何してんの?何その低い順位は?」って怒る親ってどのくらいいますかね?笑

 

おそらく多くの保護者の方は「よく頑張ったね~」と褒めると思います。

 

なぜだと思いますか?

 

それは自分の子どもが1位を取るほど速くないということがわかっているから。

 

他にもそのような考えに至る要因はあると思います。

 

ですが、これを勉強に置き換えてみてください。

 

学校で100人中30位を取ったとしましょう。

 

同じ30位でもこちらの場合は「何してんの?」と怒る人が多いのが事実です。

 

なぜでしょうか?

 

それは子どもの能力を過信しているからです。

 

マラソンと勉強は違うのですか?

 

いいえ、違うことありません。同じ考え方ですよ。

 

特に中学や高校生になると成績に敏感になりだします。

 

で、ついつい子どもに「もっと上!」と怒ってしまいがちです。

 

しかし!!!!

 

それが一番やっちゃいけないことですよ。

 

考えてみてください。

 

あなたが子どもの立場になって。

 

そりゃもちろん大人の視点から見ると「もっと努力できる余地はある」と

 

冷静に見てしまいがちですが

 

子どもからすると現在の感覚で精いっぱい努力してきたかもしれません。

 

あるいは子ども自身もまだ努力できる余地はあると考えているかもしれません。

 

どのような状態かについては人それぞれですが

 

一概に怒ることが、子どもが一番やる気をなくし、「うざい」と感じ始めることなのです。

 

私は今まで塾の先生として

 

当たり前ですが、成績に対して怒ったことなど一度もありません。

 

また自身が子どものときに怒られた記憶もありません。

 

怒るまえにやることがありますから。

 

なぜそのようなことになったのかを洗い出し

 

今後どうしていくべきなのかを本人と話し合います。

 

そうやって今まで多くの学生を「再生」してきました。

 

いいですか、怒ることは一番やっちゃいけないことです。

 

そして

 

あともう一つ。

 

学校のテストの点数に関して言えば

 

様々な要因があります。

 

小さなころから積み重なってきた能力

 

現時点でのやる気の問題

 

量の問題

 

理解力の問題

 

自覚の問題

 

本当に様々な課題があります。

 

今から解決できること、できないことがありますが

 

解決できることを

 

これもまた本人たちと話し合い

 

自覚を持ってもらうことからスタートしないと

 

成長はないということです。

 

それでもやはり

 

到達できるところには限界があります。

 

でもその限界地点まで

 

到達できるように

 

努力をすることが

 

勉強の醍醐味なのです。